omi: 総見
今日はライパの総見。照明、音響さんの前で作品を見せて、実際に合わせてもらうのです。舞台は一人ではできないもの。スタッフと一緒に作る、いわばチームプレイです。
かけくみ: ボディ調整
大体いつも、本番が迫ってくると自分なりの食事制限をします。
と言ってもそんな大したことはせず、夜の炭水化物を抜く、もしくは食べないだけです。NO炭水化物は、あまり体に良くない気がしますし。
もともとぽちゃーり体型なので、これだけでも随分コンディションが違います。日常生活でも続けたいところですが、まぁまぁそこは、続けられる範囲のことを続けるのです。
一ヶ月以上、制限する時もありますが、最低二週間は制限するようにしています。今回はコーポリアルマイムをやるので、特に日常生活もボディの内側を意識するように心掛けております。
あ、やばい、仕事の時間だわ。それではまた。
かけくみこ♪
omi: 総見前の最後の作品見せ
さて、今日は総見前の最後の作品見せ。土曜日はいよいよ総見。時間がありませんが、これから急ピッチで細部を煮詰めていく作業に入ります。でも基礎練を抜かすことはしません。
omi: 今回のライパの作品
----------ケイティ・ミン--------
大通りの喧騒を抜けた路地の一画。ここに小さなバーがある。オーナーの名前はケイティ・ミン。とても無口な女性。カウンター越しに、優しい眼差しで話を聞く彼女の姿に、客たちは癒されたという。
○第一話「ギターリスト」
今夜、まだケイティ・ミンの姿はなく、店の中ではバーテンダーが一人時間を持て余していた。やがて一人目の客がやってきた。彼はケイティがいないことを知ると、残念そうな表情を浮かべた。
この男、何も喋らず時折両耳を塞ぎ、考え事をしているようだった。しばらくして男はバーテンダーに言った。
「君、音楽を止めてくれないか。もう少しなんだ」
バーテンダーには部屋の中で頭を抱える男の姿が見えた。
○第二話「ボクサー」
最初の客が来てしばらく経ち、徐々に客が入ってきた。バーテンダ一1人と数人の客。だがケイティの姿はない。客はみな、同じ目的で彼女に会いに来ていた。そして誰一人不満は言わず、ただじっと待っていた。会話のない、寡黙な状態が続いた。
やがて客の中の一人、鋭い眼光を持つ男が口を開いた。
「もう一杯くれないか」
「良いのですか?」
男は、急に優しい笑みを浮かべ、答えた。
「もう大丈夫なんだ。」
○第三話「フォトグラファー」
しばらく時が経った。客たちは徐々に硬さが取れ、店内には会話が聞こえるようになってきた。そんな中、一人がこんなことを言い出した。
「ところでケイティってどんな人なんだ?実はおれ、会ったことないんだ」
沈黙が誰も会ったことが無いことを示していた。
「たぶん・・」
写真を手に持った若い男性は言った。
「やさしくて、すべてを包み込むような人だと思う」
「まあ、そうだとは思うけどね。ところで、その写真のじいさん。誰なんだい?」
「僕の祖父です。この写真をケイティに見せようと思って」
「素敵な笑顔ですね」
バーテンダーはいった。
omi: それぞれのマイムスタイル
ライパには色んなスタイルのマイミストが出演します。コメディ、ほのぼの系、物語をドラマチックに見せるタイプ、本当に色々です。同じTMCの生徒でさえそれぞれが独自のスタイルを待っていて、それがTMCの一番の特徴でしょう。
omi: 作品見せ#3
パントマイムの作品はどうあるべきか?今まで色々考えてきました。演劇的な作品をそのままやるなら、マイムをやるより台詞入れた方が分かりやすいじゃん、マイムならでは作り方があるはず。って考え方があると思います。その辺りを最近まで禅問答してました。マイムは一見なんでも表現できるようで、実はとても制約がありますから。
omi: 作品見せ#2
小学校の時の担任の先生は音楽で有名な先生だったらしく、授業でも音楽教育に非常に力を入れてました。omiがフルートをやりたいと言った時に家庭訪問時に音楽に興味の無い両親を説得してくれ、レッスンも紹介してくれました。先生が指導している、学校の合奏団にも入りました。シンコペーションのリズムを「自動車、自動車」の「どう」の部分だという説明や、「線のある部分がミソシレファ」という楽譜の見方は今でも頭に残っています。音楽のイロハを教えてくれたこの先生と出会わなければ、今の自分は無かったです。