ライパ♪

tokyoマイムカレッジ・ライブパーティー

omi: 作品見せ#3

パントマイムの作品はどうあるべきか?今まで色々考えてきました。演劇的な作品をそのままやるなら、マイムをやるより台詞入れた方が分かりやすいじゃん、マイムならでは作り方があるはず。って考え方があると思います。その辺りを最近まで禅問答してました。マイムは一見なんでも表現できるようで、実はとても制約がありますから。


でも、例えばベースギターでギターのように弾く人に対して、ギターでやれば良いじゃんって言うようなものだと気付きました。omiはベースやってますが、6弦ベースでギターのように弾くときがあります。ならギターを弾けばいいかもしれないけど、ベーシストなんだから慣れてるベースでやってなんでいけないの?って思うのです。マイムもそれと同じで、マイミストなんだからマイムで演劇的なことしたっていいだろうって思うようになってきました。要は慣れている手段でやるのが一番いい気がするのです。マイム固有の制限すら魅力にしちゃえばよいのです。

作品論を考えず、得てきたものを自然に出せばそれで良いのかもしれないなっていうのが今の思いです。だから、練習を毎日やっているのです。マイム表現が呼吸をするように身体の一部となるために。そして、基本テクニックをいかに表現に活かすかを考えてます。テクニック至上主義じゃないけど、どちらかというとテクニック重視派なのかな?まあそれも考えないようにしよう。

ということで、今回の作品はマイム作品であることをあまり考えないで作ろうとしましたが、結局色々意識したような気が・・果たしていかに?それはみなさんが劇場で確かめてみてください。

三回目の作品見せを終え、完成形まであと一歩。もう一踏ん張りです。

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